ローカイド溶射
装置の自由度が高く、複雑な形状の母材にピンスポットで溶射できます。
熟知しているからこその
NCIならではの溶射技術
溶射とは、「溶融した材料を高速で母材表面に吹き付け、コーティングする」技術。 吹き付ける材料となるのは、金属・合金・セラミックス・ガラス・高分子材料…。このうち、現在主流となっているのが、セラミックス。多種多様な素材があり、それぞれが個性的な特性・機能をもち、しかもその組合せによっても特性が劇的に変化するなど、無限の可能性を秘めていることが明らかになってきたからです。
もちろん、その可能性を引き出すのは、NCIの溶射技術。1960年に耐酸ポンプのメカニカルシール軸封部へのセラミック溶射から出発したNCIは、はやくも翌年には固体燃料ロケットノズルへの貢献を開始しました。
以来半世紀近く、NCIは時代のニーズに応じて、溶射技術・溶射材料の研究・開発を進めてきました。とくに、常識破りの要求に応える「皮膜設計/エンジニアリング」は、NCIならでは。
溶射の原点は、皮膜材料の溶融。その高温エネルギーを生み出すために、多様な溶射技術が開発されています。